素直にあいせてるかな
        
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世界の憂心。
団長、もとい彼女の発音はとても心地よい。

それでいて、愁いを帯びていた。

それが何によるものか具体的には形容できないけれど。


あの頃の僕はといえば、
変に悩んでいて実際に髪の毛がバカほど抜けたのだ。
いわゆる円形脱毛している箇所もあった。

今、昔の写真を見ると確かに病んだ顔をしている。
少し可笑しい。
笑えるのは今だから消化できているということなのかな。

あの時の彼女は今はどうしているのだろう。
当時、背の高い女はどうかという話もした気がする。
それに対する僕の返事で彼女が「そうだよね」といったことも。

彼女は背が高かった。
僕は彼女が求む答えの逆のことを言ったのだろう「低いほうがよい」と。
少し残念そうな朔ちゃん。

そんな彼女を可愛い人だと思ったのは思い出せる。
僕の朔ちゃんをかってでてくれた人なのだけれど。

彼女もまた、何かに失望し、絶望し、羨望していたのだろう。
それが互いに見えていたのかもしれない。
「世界の中心で愛を叫ぶ」みたいな純粋で儚い恋なんて
どこか現実離れしていた。

僕の暗い世界には、なかったモノ。
でも彼女はそんな手の届かないモノに鱗片を触れさせてくれたのだ。
だから、笑ったのだ。

あの時。
彼女が解いたポニーテールを思い出した。
すっと制服のブレザーにかかる髪。
やはり団長という呼称が似合わない。

目頭が熱くなった。
でも泣かない。
瞳に溜めた。

その後の体育祭は勝ったのか記憶にない。
思い出せないのでなくて記憶しなかったのだと思う。
彼女の記録を記憶することでオーバー、いや排除した。

彼女が最後に言った言葉は関西のイントネーションでの「ありがとぉ」で、
それは体育祭に対してではなかったと思いたい。

それは、僕の願望で、希望で、想望だけれど。
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